こんにちは。
株式会社タイムクリエイト、合同会社ジーユーの代表の古市です。
何やら紙幣が新しくなるらしい。
20年周期で紙幣って変わるらしいですね。
いやー、昔の千円札の夏目漱石が懐かしい。。。
さて、今回のタイトルは
『一万円札は一万円の価値がある!?』
です。
なにを当たり前のことを!!
頭がおかしくなったんじゃないか?
とご心配をおかけした皆様方、、、
ご安心くださいませ。
一万円札は一万円!!
当然のことですよね。
でも、
もし一万円札の偽物がたくさん流通すると、、、
一万円札の信用は失われてしまいます。
僕が自分で一万円札ですって書いた紙を作っても誰も信用しないですよね。
紙幣や貨幣ってみんながその価値を信じているから世の中に流通して成り立っているんです。
これを『信用貨幣』というようです。
だから定期的に現代技術を盛り盛りにした新しい紙幣を作る必要がある、ということらしい。
それが大体、20年周期なんですかねー。
お金の信用を損なうようなことは断じて許してはいけない!!
というわけで、お金の偽造やいたずらにはとっても厳しい罰があります。
マジックで硬貨に穴をあけて罰せられた話もありましたよね。
たとえ悪気がなく遊びでもやっちゃダメなんです。
というわけで、
一万円札には一万円の価値がある!
と信用できる紙幣を作ってくれている日本に感謝しないといけませんね。
こんな感じで今日は終わろうかと思ったのですが、今回は紙幣の話なので、、、
もう少しだけ雑学を披露してもいいでしょうか?笑
紙幣って元をたどると『預かり証』の意味もあるんです。
貴金属の金、ありますよね。
昔は金が一番の信用だったんです。
『金本位制』っていうやつです。
だけど金って重たいですよね。
だから金を預けたい、そのかわりにもらったのが預かり証なんです。
遠い地域の変換所でも預かり証を差し出すと預けた金を返してもらえるという、安心安全で身軽に遠方に移動もできるシステムなのですが、いつしか預かり証は資産を表すものとして世の中に広がりました。
この預かり証こそが今の紙幣なんです。
おおー!そうなんだ!!って声が、、、
ありますかね?笑
さらに話を続けると、
金を預かって預かり証を作った人は金を預けた人からすぐに金を返してほしいと言われることがなかったようです。
預けた人も今すぐ必要なくて預けているんだからそうですよね。
預かり証から金に返還するのは大体10%くらいだったらしいです。
金を預かった人は悪知恵?を働かせます。
「ということは、預かった金の10倍以下の預かり証なら勝手に発行してもよくね?」と。
と、まぁ結局、
預かった金より多くの預かり証を発行したんです。
どこにでも悪い…いや、賢い人はいるんですね。
そして、もはや預かった金と何の関係もない大量発行した預かり証を、
「あとでちょっと利子つけてちゃんと返せよ」
と、貸してほしい人に貸し出すことにしました。よくよく考えたらそれってただの紙切れなのですが。
さて、この紙切れを価値のあるものだよと謳ってお金を作ったり貸し出したりするところ、
なんとなくピンときた人もいるでしょうか。
そうです。
これが今の銀行の始まりです。
そして、預かったお金からさらに大きなお金を貸し出して世の中に流通させることを
『信用創造』といいます。
こんな風に小さな資本から大きな資本を作って一気に経済は発展したようです。
いかがでしょうか。。。??
ってか大丈夫かな。
面白くない、つまんない話と思っていませんか?笑
心配になってきたのでこれで最後にしますね。
ちなみに今の一万円札を金に交換してもらおうと銀行に行っても交換してくれるでしょうか?
それは無理なんですよね。
預かり証を大量発行した時に金との結びつきはなくなっていましたよね。
しかも、経済が発展して発行したお金が増えすぎて金が足りなくなってしまったんです。
そりゃそうだろって感じですが、返してほしい人に返せないのはまずい…
悪行が暴かれる!!
と言いたいところですが、
金本位制の廃止となりました。
困ったから元のルールから変えちゃったんですね。
というわけで、
今の一万円札は金と交換ができないただの紙切れであります。
だけどみんながこれはお金だよっていう信用があるから価値があるということですね。
こうやって歴史を紐解いてみるとなんだか詐欺みたいな話で集団洗脳みたいですね笑
今日はそんな信用貨幣と信用創造のお話でした。
楽しかったかな…??