「収束」と「終息」を考える。
テレビの報道を見ていて思うこと。
当然、新型コロナウイルス一色の世の中です。
連日、
「また感染者が出ました」
「大変なことになっています」
「どうなるのでしょうか」
「まだまだ事態は進行中です」
毎日同じような報道をしている間に日本の経済だけでなく世界経済にかなりの悪影響が出ています。
今回の新型コロナウイルスをきっかけに日本の経済が崩壊を迎えるような大変な事態になっていると思います。
なんだかとんでもない不況の始まりのような気もするんですよね〜…
ある意味、経済に一番パンデミックしているような…
僕たちの会社は中小零細企業です。
しかも創業から20年以上零細企業という会社の規模の小ささでは大ベテランです。
最近でも政府が中小零細企業を支援するなんて報道もありましたね。
それほど大変な状況ということでしょう。
そんな零細企業に10年所属している僕が
辞世の句でも詠んでおきましょうか。
夜明けを求めて
目をつぶり待ち構えて
眠ってしまう
アザラシかな
アザラシは僕の顔がアザラシに似ているということからです。
弊社は今のところ全く問題ございませんのでご心配なく。
来たるべき不況に備えて防御態勢を整えますがおそらく全然間に合うと考えています。
冗談はさておき、
今回の新型コロナウイルスの一番大きな問題はいつになったら目処がつくの?という部分になると思います。
これが本当に厄介です。
天災は起きた後に復興が始まりますよね。
疫病は起きた後にもまだ続くわけです。
だから厄介なのですね。
そこで「収束」と「終息」の違いは何になるのでしょうか。
僕はですね、テレビの報道でもこういった部分をもっと報道してもらいたいと思っています。
「収束」
(分裂、混乱していたものが)おさまりをつくこと。おさまりをつけること。
「終息」
ものごとが終わって、やむこと。
-goo国語辞書参照-
同じ「しゅうそく」でもこのような意味があるようです。
終息宣言をした時には完全制圧をしたと思って良さそうです。
そして、終息をむかえる前に収束を辿るということになるでしょうか。
今回の新型コロナウイルスの場合、じわじわと感染者を出しながら医療機関の崩壊を防ぐ、という狙いがあります。
これには感染力が強い、だけど無症状患者も多いことが理由であると思います。
ある程度、感染が拡がることはやむを得ない、症状の軽い人もいるという今のこの状況からどのように「収束」をさせるのか、もっと言うと「収束の定義」をどの程度に定めるかがとても大切になると考えています。
すごくざっくり言いますと、
「感染者はまだいるけど世の中が落ち着きを取り戻してきている」
これが収束の定義になるのではないでしょうか。
ですので今の報道のあり方も少し考えなければなりません。
「また感染者が〜」を連日報道にしていますといつまで経っても「収束」には向かわない。
感染者が0人になるまで報道を続けるのでしょうか?
感染者が0人になることは「終息」を意味します。
しかし終息は収束を辿って行き着くわけです。
ですので、「終息」と「収束」の曖昧な報道のあり方は混乱を招くばかりです。
今のままですと、ワクチンができるまで混乱は続くことになるでしょう。
ワクチンができれば「終息」と「収束」はセットで解決しますから。
ただ、ワクチンも時間がかかりそうです。
少なくともオリンピックまでに間に合うことはないでしょう。
ですのでワクチンありきでものごとを進めるのでないならば、まずは収束と終息の違いをしっかりとお伝えしてもらいたいと思っています。
それでは今日はこの辺で。