お金持ち企業ランキング
2020年9月23日、新型コロナの感染拡大が少しだけ落ち着いたと感じている方も多くなってきたのではないでしょうか。
さて、本日は『お金持ち企業ランキング』です。
読んで字のごとくたくさん現金を持っている企業ということになります。
収入が0円。コロナ禍で中小企業は深刻な経営。
令和2年(2020年)版の中小企業白書によると手元資産から給料などの固定費をどれだけの期間払えるか試算したところ、
全産業 1年10ヶ月
飲食業 5ヶ月
宿泊業 7ヶ月
また、資本金1000万未満の全産業でみると1年未満とあり、中小企業白書発表のおよそ半分くらいの経営体力の企業も多いことが分かります。
そんな弊社も中小企業になります。。。泣
手元資金がなくなると企業は倒産する。
倒産は手元資金がなくなって支払いができなくなることです。
極端な話、赤字が続いても借金がたくさんあっても会社に現金が残っていれば企業は倒産しません。
企業の体力=手元資金。
例えば毎月100万円の売上で90万円の固定費の支払いがあるとするとお金が動いているうちはいいですが、今回のような緊急事態宣言で経済活動がストップしてしまうと売上が0円でも90万円支払う必要が出てきます。
企業が倒産しないためには身を削りながら固定費を長く支払い続けられる手元資金が求められますが中小企業の多くは体力が少なくなかなか踏ん張りがききません。
そうなんです、体力は必要なんです!!(切実)
大企業になりますがネットキャッシュをもとにしたランキングがありました。(参考元 東洋経済)
※ネットキャッシュとは
現預金+短期有価証券を足したすぐに現金化できる資金から有利子負債(借金)を引いた実質の手元資金のことです。
ランキング
下にある資料を見ると1位がソニー、2位が任天堂と誰もが知るような大企業がずらっと並んでいます。
1位のソニーはネットキャッシュは約1.8兆円、有利子負債を合わせるとなんと約3.3兆円もの金額を持っていることになります。(短期有価証券も含んでいます)
2位の任天堂もネットキャッシュが1.2兆円とこれまたすごい金額ですが面白いのは有利子負債が0円というところ。娯楽企業はいつどうなるか分からないから借金をしないという無借金経営の表れが見えます。
ここに挙がっている企業は少々のことでは資金繰りに困らない、防御力がとてつもなく高い会社だと言えますね。
このランキングで気になったのが日本の企業代表格であるトヨタ自動車やソフトバンクグループがないということ。
ここにあるのは50社までですが500社まで見ても載っていません。
何故なのかと調べてみるとネットキャッシュが赤字になっていました。
たくさん借金をしているということですが、たくさん借金をできるということも会社の信用の表れですから設備投資や企業買収をして攻めまくる、超攻撃型に特化した経営スタイルと言えます。