SNSを覗いてみたら、
『インボイス制度』
がトレンドになっていました。
結構前に税理士さんからインボイス制度の導入を聞いていて既に事務方にも説明をしている話。
選挙前だからピックアップされたのかな?
制度導入は決定だと聞いているのですが、
なんだか反対の意見で盛り上がっています。
どんな内容かというと、
インボイスは年商1000万円以下の個人事業主の方を対象にした新たな制度で、
「これから事業で得た利益の消費税10%を払ってね」といったもの。
実は、年商が1000万円以下だと事業収益の消費税は支払わなくてもいい特例があるのです。
小さな個人商店とかだとそういった特例がないと成り立たないといった人もいるかと思います。
消費税を払いなさいということでその分を価格転嫁しないといけないわけですから、物価が上がってしまうだろ!10%収入減ると大変!という声がSNS上で多数出ているわけです。
(後にも書きますがこの特例自体がなくなるわけではないのですが)
うちの会社は年商1000万以上なので免税特例もないのですが導入するのも仕方ない部分もあって。
例えば免税特例を受けているAという業者さんから物を仕入れるとします。
免税特例を受けていることを知らない僕は、
「Aさんに税込で支払っていますよ」と税務申告します。
でも国からすると
「税込って話なのにAは免税特例だから消費税もらっていない!お前の会社はどんな経理処理をしてるんだ!」
という問題が出てくるわけです。
僕らからすると
「えー…そんなこと言われても。てか免税特例受けてますか?なんて聞けないだろ」
となるのですが。
というわけで、
「免税特例受けてるかどうか調べられる制度を作るからこれからはちゃんと分別して税務処理しろよな」
というのがインボイス制度なのです。
免税特例自体がなくなるわけではなかったと思うけど、SNS上ではそのことばかり取り上げられている模様。
どちらかというと僕らのような個人商店さんとお付き合いのあるような中小企業に向けた制度だと思っています。
小さな個人商店さんたちも大変だと思うんだけどさ。
僕らみたいな中小企業の経理がめちゃくちゃ大変になるのです。
領収書をもらう度に免税特例を受けてるかどうか調べないといけないのですから。
俺たちは業者に税込で支払っている、
あとは向こうに聞いてくれ( ̄∇ ̄)
が通用しなくなるのです。
インボイス制度に賛成とか反対とかはないけどもう少し何か良い方法考えてほしいなと思うわけです。
今回はそんなお話でした。