週刊パチBOX

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飲食店経営をサポート、耳よりな情報を週に一度更新。飲食店向けの卓上ゲーム機「パチBOX」を開発している企業ブログ。

僕が零細企業にこだわる理由2〜生活は豊かになっていますか〜

今回も『零細企業シリーズ』です。

前回のブログでは労働分配率をテーマにして

といった内容でした。

※詳しくは前回のブログです。

growup-tc.hateblo.jp

 

今回はもう少し深く掘り下げたお話です。

そして僕たちのような中小零細企業の経営のことだけではなくサラリーマンの方も関係のあるお話になるかと思います。

今回のテーマは『生活は豊かになっていますか』です。

 

大体の会社では毎年4月に基本給がアップします。

その額は数千円から万単位まで人によっては様々ですが

「チリも積もれば〜」なんて言葉もありますから少額のアップも長く積み重ねながら少しずつ生活も豊かにしていく、

そう信じて日々頑張っている方も多いかと思います。

 

だけど生活が一向に変わらない、

年収ベースではちょっとずつ上がっているのに…

控除額を差し引いた給与明細の一番右下を見てみると

手取り収入が変わった気がしない…

 よく見ると控除額の多さに

「引きすぎだろ!!」

と勤めている会社にも怒りを覚えた方もいるのではないでしょうか。

 

一応、申し上げておくと。。。

慰安旅行などの積立で引かれているなど企業特有の控除は別として会社が控除額で得をしているなど一切ありません。

 

健康保険料と厚生年金は年々上がっている。

日本は高齢化社会ですので病院にかかる人が増えています。

自己負担分以外の料金は健康保険料から支払われているので健康保険料も年々上がっています。

年金は積立方式ではなく若い人が年金受給者を支える仕組みになっているので

少子高齢化の現在、支える側の負担が大きくなっています。

健康保険、厚生年金などをまとめて「社会保険」と呼ぶのですが

この社会保険の負担増が手取り収入に影響しています。

「生活が豊かにならない」のは気のせいではなくて、

年収が同じ場合、現実として手取り収入は減っています。

 

実際どれぐらい減っているのか?

2012年から2017年までの過去5年間の手取り収入の比較です。

ざっと簡単に書きますと、

年収500万〜1000万円で手取り減が年6〜11万円

月にすると5000円〜9170円手取りが減っています。

(資料元 NHK News Web サクサク経済)

2002年から2017年の過去15年では、

年収700万円の手取り額は年50万円も減っています

(資料元 DIAMOND ONLINE)

 

社会保険は企業も負担している。

「半分は会社が負担してくれる」というのがこの部分になります。

社会保険は「法定福利(厚生)費」として処理をするのですが

会社も働く人と同じように負担が増えているのです。

 

簡単に雇用を生み出せない。

法定福利費の負担増は企業にとっても大変大きな課題となっています。

あの日本を代表するトヨタ自動車でさえも

「終身雇用は厳しい」と発言するほどです。

僕たちのような中小零細企業だと雇用するだけでも大きな賭けになるわけです。

 

結局のところ仕方がないから、

人を増やすより効率を良くしよう→少数精鋭

少ない社員たちだけでも税金以上に給与を上げたい→人材の集中投資

 という考えに繋がっていきます。

 

僕が零細企業にこだわる理由は 

 「そうせざるをえないから」と言えるかもしれませんね。

 

それでは今日はこの辺で。

代表の古市でした。