一段落はひとだんらくと読む?日本語は難しい
日本語は難しい。
日本に生まれて日本で育った僕もつくづく思います。
そして年齢を重ねるたび、なお思います。
日本語って難しい。。。
恥は若いうちになんて言葉がありますが、
本当にその通りです。
今回はそんな日本語の難しさをブログの記事にできればと思います。
①一段落の読み方
タイトルにもなっていますが、
一段落はひとだんらくと読むのか?
ひとだんらく
うん、確かに。
いちだんらく?
なんだか違和感がありませんか?
だけど、
本当はいちだんらくが正しい言い方です。
僕も最初に聞いた時は違和感がありました。
最初に耳にしたのはお客様と商談の時、
「遅くなってごめんね。やっといち段落がついて。」
の言葉からでした。
いちだんらく??
いち、、、だんらく?
ひと段落じゃなくて?
商談の後、気になって調べてみました。
すると、いちだんらくが正しい!
それからは
ひと段落と言わずに、いち段落と言うようになりました!
と言いたいところですが、、、
実際はひと段落もいち段落も使わなくなりました笑
いち段落と言っておかしいよねって思われた時に説明するのも面倒だし、、、
ひと段落と言うのも実際には間違っているし、、、
だから、「◯◯が落ち着きました」と言うようになりました笑
日本語って難しいですよね。
慣用化された話し言葉?と本来の言い方が違っていたりするのです。
さて、この流れで次にいってみましょう。
②潮時の意味
潮時ってどのような意味をイメージしますか?
例えば、「もうそろそろ潮時かな」
このような時、終わりを表す意味として感じませんか?
実はこの潮時という意味、
本来はものごとの始まりを表します。
僕も知らなくて何年も前にあることをきっかけに知りました。
ある時、お客様が「うちの社長は潮時の使い方も間違えて使っていて、それがとても残念に思った。」と愚痴をこぼすように話していた時がありました。
僕は心の中で、「そうなんだ…」と思いながら聞いていたわけです笑
多分、僕に対して勉強の意味を込めて愚痴のようなエピソードを話してくれたのだと思います。
僕が恥をかかないように教えてくれたのですね。
もしも誰かが
「もうそろそろ潮時かな」
と話した時はもうすぐ新しいことを始めようという意味で発した言葉かもしれません。
ただ、最後を意味して使うことも多いのは事実なので、潮時という言葉を聞いた時はどちらの意味で話したのかを考える必要があります。
さて、次で最後にしましょう。
③「了解です」は正しい敬語なのか?
ビジネスマナーの研修でよくある事例です。
「了解です」、「了解しました」は敬語なのか?
敬語で間違いありません。
敬語だから大丈夫!
というわけにもいかないところが、、、
日本語の難しいところです。
「了解」という言い方は、
目上の人からすると失礼に感じられることもあるからです。
調べてみると主に経営者の方が了解しますという言い方に違和感を覚えるのだそうです。
自分をへりくだった謙譲語の「承知しました」、尊敬語の「かしこまりました」
が違和感を与えない正しい敬語になるでしょうか。
僕の持論を申し上げると、
仲のいい関係の話し言葉であれば「了解です」と使うのは相手が不快でなければセーフかなと思っています。
しかし、これはあくまでも話し言葉が前提で、メールやLINEとなると話は変わります。
普段、会話のやり取りでお仕事をこなされている方、初めて取引をする先様に問い合わせ依頼をメールで作ってみてください。
あれ?うまく文章が作れない…
という方は多いと思います。
これがとても大切な部分で、話し言葉ではセーフになりやすいからこそ、いざという時にどう書けばいいか分からなくなってしまいます。
今は世の中が便利になってメールやLINEでやり取りをすることが多くなりました。
弊社のお客様も主に飲食店を経営されている個人事業主のオーナー様でお忙しいこともあってLINEのやり取りがとても多いです。
だからこそ、文章の言葉遣いに気をつけなければいけません。
弊社では社内でも「了解です」の使用は禁止にしています。
理由はただ一つ、
社内でできないことを社外でできると思わないからです。
「了解です」を使うくらいなら「分かりました」と使う方がマシ!とさえ話しています。
同じ意味でも相手に与える印象が大きく違うところが日本語の奥ゆかしく、そして難しいところですね。
飲食店向けにゲーム機を開発、リースを手がける株式会社タイムクリエイト、合同会社ジーユーの古市からでした。
それではまた次回。